事例09福島避難者のつどい沖縄じゃんがら会(沖縄県那覇市)
支援者の声 - 3.11当事者ネットワークヒラエス・プロジェクトチーム(北海道) 藤本昭則さん
Q1.「ヒラエス・プロジェクトチーム」について教えてください。
A.東日本大震災を機に茨城県から北海道札幌市へ避難しました。北海道で当事者の支援団体として活動している中で、震災の経験はもちろん、支援活動の経験がその場限りで終わってしまうケースが多いことに気づきました。どうすればその経験を残すことができるだろうか、そう思ったのが最初のきっかけでした。
7年半が経ち、今度は私たちの経験を共有していく時期だと思いました。我々が何も動かないと、震災の経験、その経験から学んだこと、残さなければならないものは全部消えてしまいます。今まで支援してくれた方々のためにも、自分たちのためにも、心を一つにして新しいものに挑戦することが必要だと思いました。そうしたきっかけで作ったのが「ヒラエス・プロジェクトチーム」です。
Q2.今後の活動の抱負を教えてください。
A.まず、今回の「当事者ネットワークキャラバン2018」を、ここ沖縄で開催できてとても嬉しかったです。沖縄でしか感じられない避難者の声をみんなで共有し、伝えることができてよかったと思います。これも沖縄の支援者の方々のお陰です。人とのつながりを改めてここ沖縄で実感できました。
震災から現在に至るまでの経験を、当事者や携わっている支援関係者がどう受け止めて、どのように生かしていくかは、もちろん個人それぞれだと思います。けれど、まずはそれを「届けること!」、「諦めないで消さないこと!」だと思います。一緒に共有してくれる方が一人でもいらっしゃれば、一緒に「輪」を作っていければきっと新しいことができると思います。人とのつながりを大切にして、何が大事なのか、生きていくこととは何か、全国に共有できればと思います。それを次回開催予定の北海道でお話できれば最高です。
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<取材>
特定非営利活動法人医療ネットワーク支援センター
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