事例13どうすっぺ会(福島県富岡町・楢葉町)
ふくしま絆・交流ツアー「公衆衛生学会 自由集会参加」in 郡山市
ふるさと絆・交流ツアーに参加した県外避難者は、10月25日、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで開催された日本公衆衛生学会総会の自由集会に出席しました。
『県外避難者支援活動を通して考える、これからの健幸支援』と題した集会は、都内で県外避難者の支援活動を続けるNPO医療ネット ワーク支援センターが、福島県はもとより全国の保健衛生関係者に、県外避難者がこれまで直面してきた課題や現状を知っていただくことで、被災者への今後の支援を考える機会にしたいと、震災直後から共に支援に取り組んできた城川先生(神奈川県立保健福祉大学講師)と共同で開催しました。
ここで、県外避難者の皆さんの口から直接、震災から7年半が経過した現在の課題や、避難先に馴染めないもどかしさ、高齢化と共に募る健康不安などが語られました。
集会には、福島県避難者支援課の方や、福島県内の被災者を診てきた病院長、震災時に被災地へ派遣されたという保健師さんなども出席しており、「県外に避難している県民の実状を直接聞くことができ、非常に参考になった」「周りの保健師にも伝えたい」「これから医師や保健師を目指す人達の指導に活かしたい」といった声が聞かれました。避難者にとっても支援する側にとっても、大変有意義な集会でした。
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<取材>
特定非営利活動法人医療ネットワーク支援センター
TEL : 03-6911-0582