事例35ふくしま絆・交流ツアー
活動紹介
2021年11月7・8日、帰還・生活再建に向けた情報収集のための『ふくしま絆・交流ツアー』を実施。
東日本大震災により福島県外に避難した方々と、帰還した方々が交流する機会を設けるため毎年行われるツアーで、今年度も感染対策を行いながら実施された。
ツアーには首都圏で暮らす県外避難者18名と帰還者3名、あわせて21名が参加。
1日目に、復興関連施設の見学と交流会のため福島県広野町のトロピカルフルーツミュージアム、浪江町の福島水素エネルギー研究フィールド、大平山霊園を見学。
広野町では、「トロピカルフルーツミュージアム」を見学。東日本大震災及び福島第一原発事故で被害を受けた農業と観光の再生に向け、町の新たな特産品として国産バナナの栽培に取り組んでいる。
次に、浪江町の「福島水素エネルギー研究フィールド」に訪れ、高台から18万㎡の敷地内に設置された20MWの太陽光発電所を見学。
参加者からは、「水素エネルギーの目のつけどころが良い」「未来に役立つ物を見れて良かった」といった声があった。
その後、大平山霊園に移動。犠牲になられた方の鎮魂と街の復興、後世への震災の訓戒のために、平成29年に建立された浪江町東日本大震災慰霊碑を見学。
参加者からは、「福島に帰省することが年々難しくなってきているのでありがたかった」「福島の生活情報がもっと知りたくなった」「久し振りに出会えた人たちと楽しい時間を過ごすことができた」などの感想が寄せられ、故郷への思いを繋ぐ機会となった。
※掲載されている動画は出演者の皆さまに事前に許可を得て掲載しておりますが、その後状況等が変わり掲載に支障が生じた方は以下までご連絡ください。
<取材>
特定非営利活動法人医療ネットワーク支援センター
TEL : 03-6911-0582