事例14認定NPO法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブ(千葉県千葉市)
縁joy(エンジョイ)・東北 2018
2018年11月17日(土)、千葉市きぼーる1Fアトリウムで、認定NPO法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブによる「縁joy(エンジョイ)・東北」2018が開かれました。
このイベントは、毎年東日本大震災で千葉県に避難している方への支援を目的に実施し、今年で第7回目を迎えました。
ステージでは、見て・触れて楽しむことができる「郷土芸能」が披露されました。出演者はもちろん、参加者の皆さんがひとつになってイベントを盛り上げていました。
つなげよう花の心委員会の塚越応駿さんは音楽に合わせてお花を生ける、いけばなパフォーマンスを披露。客席が見入ってしまう程の圧巻の演技でした。そのほか、福島県・浪江町川添芸能保存会の神楽や獅子舞などの様々な演目があり、見どころ満載のステージでした。
また、今回のイベントには販売や体験できるコーナー、写真展示、さらに専門家による相談ブースもありました。
「CUCブレンドコーヒー・山武和牛ソーセージ」の販売をしていた千葉商科大学人間社会学部の学生の皆さん。
「CUCブレンドコーヒー」とは、ふくしま子ども支援センターの事業「ままカフェ」と連携して作ったオリジナルコーヒーで、震災後の福島県で生活や子育てをしているママたちの声に応えたいという思いから共同開発されたものです。
今回のイベントで第二弾の発売となるコーヒーは、深みのある味と参加者の皆さんから大好評でした。今後は海外にも販売を広げていき、ふくしまを知るきっかけを作っていきたいと学生たちは笑顔で言っていました。
福島県大熊町出身の庄子ヤウ子さんは、今回のイベントで手作りテディベア「會空」のブース出展と「避難者の体験」を講演しました。
庄子さんは震災当時、会津若松市で避難生活を送り、震災後の何もできないことが辛く、何かをしたいという思いで「会津木綿でテディベア作り」を創めました。
ものづくりを通じて、ふくしまを発信していきたいと強い思いを持っていました。
「縁joy(エンジョイ)・東北」2018主催の風間文子さんによると、今回で第7回目だが、年々当事者団体の参加数が増えていると話しました。また、東日本大震災から7年が経ち、今後は民間の支援が必要となってくると考えている風間さんは、各団体との連携を図りつつ、地域住民と避難者をつなぐ取り組みを進めていきたいとおっしゃっていました。
彩り鮮やかに染まっていく秋晴れの日、イベントに参加している皆さんが笑顔と活気に溢れた一日となりました。
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<取材>
特定非営利活動法人医療ネットワーク支援センター
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